[第26巻第3号目次へ] Japanese/English

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論文名	統合失調症の脳形態変化とその臨床的意義
論文言語	J
著者名	鈴木　道雄
所属	富山大学大学院医学薬学研究部神経精神医学
発行	神経心理学：26（3），189─195，2010
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要旨	磁気共鳴画像（MRI）などの脳構造画像診断は，統合失調症の病態理解の手がかりとなる多くの重要な所見を提供してきたが，これらの所見の臨床的意義は十分に明らかとはいえない．本稿では，統合失調症における脳構造変化（特に進行性変化）の臨床的意義について，（1）臨床症状の重症度，（2）治療反応性や転帰，（3）再発，（4）精神病症状の発現（発症），（5）抗精神病薬投与の影響について，これまでの知見をまとめる．さらに，筆者らによる，MRIの客観的補助診断法としての実用化へ向けた試みについても紹介する．
Keywords	統合失調症, 磁気共鳴画像, 進行性変化, 臨床応用
別刷請求先	〒930-0194　富山市杉谷2630番地　富山大学大学院医学薬学研究部神経精神医学講座　鈴木道雄 suzukim@med.u-toyama.ac.jp