[第26巻第3号目次へ] Japanese/English

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論文名	統合失調症の認知機能リハビリテーション
論文言語	J
著者名	池淵　恵美
所属	帝京大学医学部精神神経科学教室
発行	神経心理学：26（3），196─203，2010
受付
受理
要旨	統合失調症の社会生活にはさまざまな障害があり，記憶，遂行，注意などの認知機能との関連が報告されている．統合失調症の認知機能リハビリテーションは，認知機能の直接的な改善，もしくは低下している機能を代償する方略の獲得をめざすものであり，これまでのメタ解析で，神経心理テストの改善は0.3～0.9程度のエフェクトサイズが報告されている．改善の理論的な基盤はまだ十分解明されていない部分が大きいが，介入方法は精神障害リハビリテーション，認知行動療法，学習障害,頭部外傷への介入技術などをもとに行っている．筆者らが実施したデイケアでの認知機能リハビリテーションについて，具体的な実施方法，効果，改善例を報告した．
Keywords	認知機能リハビリテーション, 認知行動療法, 統合失調症, 精神障害リハビリテーション, 援助付き雇用
別刷請求先	〒173-8605　板橋区加賀2-11-1　帝京大学医学部精神神経科学教室　池淵恵美 PXM06766@nifty.com