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論文名 |
fMRIマルチボクセルパターン分析 |
論文言語 |
J |
著者名 |
小川 健二 |
所属 |
科学技術振興機構ERATO浅田プロジェクト |
発行 |
神経心理学:27(1),28─34,2011 |
受付 |
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受理 |
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要旨 |
機能的核磁気共鳴画像法(fMRI)の分析方法として,マルチボクセルパターン分析(MVPA)を紹介する.従来のfMRI研究では,主に認知的差分法に基づく単一ボクセル分析が用いられてきた.しかし差分法は条件間での全体的な脳活動変化を調べており,どのような情報が脳活動によって表現されているのかは未知であった.一方でMVPAは,多数のボクセルの空間的活動パターンの違いを分析することで,脳活動が表現する情報をより直接的に読み取ることを可能した.すなわち活動パターンに実験変数を解読可能な情報が含まれているかという点を評価する方法である.本稿ではMVPAの原理,およびMVPAを使った我々の研究を紹介する. |
Keywords |
機能的核磁気共鳴画像法, マルチボクセルパターン分析, 認知的差分法, 動作観察 |
別刷請求先 |
〒619-0288 京都府相楽郡精華町光台2-2-2 ATR認知機構研究所 小川健二
k.ogawa@atr.jp |
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