[第27巻第1号目次へ] Japanese/English

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論文名	機能的磁気共鳴画像法による領域間結合分析
論文言語	J
著者名	河内山　隆紀
所属	株式会社ATR-Promotions脳活動イメージングセンタ, 株式会社国際電気通信基礎技術研究所メディア情報科学研究所
発行	神経心理学：27（1），35─46，2011
受付
受理
要旨	陽電子放射断層撮像法（以下，PET）から始まった脳機能画像法は，機能的磁気共鳴画像法（以下，fMRI）の登場によって空間解像度を増し，さらに認知的差分法に基づく実験計画と統計解析法の併用によって脳機能の局在性の評価に威力を発揮している．近年その関心は，複数の機能領域を統合する神経回路モデルの検討へと広がり，新しい分析法である脳領域間結合分析法が提案された．領域間結合分析法の発展はめざましく，実験課題が領域間結合へ与える影響の評価や複数のネットワーク・モデルの比較検討ができるまでに進歩している．本総説では，現在使われることの多い脳領域間結合分析法についての基本原理を分かりやすく解説する．
Keywords	脳機能画像法, 統計値画像, 領域間結合分析法, 機能統合, 機能的磁気共鳴画像法
別刷請求先	〒619-0288　京都府相楽郡精華町光台2-2-2　株式会社ATR-Promotions脳活動イメージングセンタ，株式会社国際電気通信基礎技術研究所メディア情報科学研究所　河内山隆紀 kochiyam@atr.jp