[第27巻第3号目次へ] Japanese/English

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論文名	神経心理学的検査における練習効果―健常若年者における検討―
論文言語	J
著者名	徳地　亮1）, 中村　光2）
所属	1）岡山医療技術専門学校作業療法学科 2）岡山県立大学保健福祉学部保健福祉学科
発行	神経心理学：27（3），244─251，2011
受付	2010年8月12日
受理	2010年11月1日
要旨	本研究の目的は，記憶，注意，言語の機能を測定する各種神経心理学的検査法の実施間隔と練習効果の関係を明らかにすることである．健常な学生45名をランダムに3群に分け，9種の神経心理学的検査を1カ月，3カ月，6カ月のいずれかの再検査間隔で2回実施した．その結果，注意検査と長期記憶検査ではしばしば2回目の測定値が1回目より有意に向上し，それは再検査間隔が短い群ほど顕著であった．一方，短期記憶検査と言語検査では有意な測定値の変化はなかった．注意や長期記憶の経時変化を測定する際には，練習効果の影響を考慮し，検査の実施方法に注意すべきであることが示唆された．
Keywords	神経心理学的検査, 練習効果, 検査間隔
別刷請求先	〒700-0913　岡山県岡山市北区大供3-2-18　岡山医療技術専門学校作業療法学科　徳地　亮 tokuchi@okayamaisen.com