[第27巻第3号目次へ] Japanese/English

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論文名	失語症患者の言語・認知機能障害とコミュニケーション活動制限の関連―WAB失語症検査と短縮版CADLおよびCADL質問紙を用いた検討―
論文言語	J
著者名	福永　真哉1）～3）, 中村　光4）, 平田　幸一2）, 服部　文忠5）, 中谷　謙1）6）
所属	1）姫路獨協大学医療保健学部言語聴覚療法学科 2）獨協医科大学神経内科 3）長尾病院言語療法科 4）岡山県立大学保健福祉学部保健福祉学科 5）長尾病院内科 6）金沢大学大学院医学系研究科保健学専攻
発行	神経心理学：27（3），252─259，2011
受付	2010年6月1日
受理	2010年11月18日
要旨	失語症患者の言語機能障害，言語以外の認知機能障害とコミュニケーション活動制限の関係について，WAB失語症検査，実用コミュニケーション能力（CADL）検査（短縮版と家族質問紙）から検討した．その結果，コミュニケーション活動制限は，言語機能障害のみならず言語以外の認知機能障害も関与している可能性が示唆された．次に，WAB失語症検査と短縮版CADLまたはCADL家族質問紙の成績を独立変数として判別分析を行ったところ，経過月数，失語タイプ，代償手段，環境調節について，患者群を2群に判別することが可能であり，患者が用いる代償手段や介護者による環境調節といった環境因子への介入の必要性が示唆された．
Keywords	言語機能障害, 認知機能障害, コミュニケーション活動制限, 代償手段, 環境調節
別刷請求先	〒670-8524　兵庫県姫路市上大野7-2-1　姫路獨協大学医療保健学部言語聴覚療法学科　福永真哉 sf@himeji-du.ac.jp