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論文名 |
Hughlings Jacksonの知的遺産 |
論文言語 |
J |
著者名 |
山鳥 重 |
所属 |
元 東北大学大学院医学系研究科 |
発行 |
神経心理学:27(4),267─275,2011 |
受付 |
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受理 |
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要旨 |
ニューロロジスト,ヒューリングズ・ジャクソンの没後100年に際し,数あるジャクソンの基本思想の中から,もっとも重要と思われる神経系の進化の原則,神経疾患の解体の原則,および神経過程と心理現象の共存の原則を取り上げ,その内容を簡単に紹介した.彼の思想の中核は神経系をひとつの力動的階層構造とみ,この全体的階層構造が下層から上層へと神経系の進化を表しているとみ,さらにその最高位中枢は,それが健常な最高位であっても,疾患に冒された残存最高位であっても,常に進化し続けているとみる点にある.ジャクソンの神経・心理病態論は現代神経学および神経心理学においてもなおその方法論的有効性を失っていない. |
Keywords |
ヒューリングズ・ジャクソン, 進化の原則, 解体の原則, 共存の原則, 症状の二重性 |
別刷請求先 |
山鳥 重
dfckf900@kcc.zaq.ne.jp |
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