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論文名 |
神経心理学このままでいいのか いけないのか |
論文言語 |
J |
著者名 |
武田 克彦 |
所属 |
国際医療福祉大学三田病院神経内科 |
発行 |
神経心理学:29(1),3─13,2013 |
受付 |
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受理 |
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要旨 |
神経心理学がかつてもっていた華やかさが最近失われている.この状況を変えていこう.神経心理学的診察が劇のようなものではないかと述べた.劇である診察は,すべてが連鎖反応としてつぎつぎに継起しなくてはならない.その診察はしばしば中途半端に終わってしまうが,わからないという感覚を持ち続けることが必要である.また観察者が観察対象に入ってしまうことが必要なことを述べた.時流に合った研究をする,子供の頃から興味を持ち続けている研究を行うことが神経心理学的研究では重要である.しかし時には神経心理学のきわめて基本的なことがらを疑い,そのことを思いきって一般化してみる.さらにこの領域を大きくつかみ,人間に対する理解のもととなる一般的な理論を独自に見出すことが重要なことを述べた. |
Keywords |
神経心理学的診察, 劇, 神経心理学的研究, メタ理論 |
別刷請求先 |
〒108-8329 港区三田1-4-3 国際医療福祉大学三田病院神経内科 武田克彦
k-takeda@iuhw.ac.jp |
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