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論文名 |
神経心理学会に望むこと―神経学の立場から― |
論文言語 |
J |
著者名 |
水澤 英洋 |
所属 |
東京医科歯科大学大学院脳神経病態学 |
発行 |
神経心理学:29(3),164─167,2013 |
受付 |
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受理 |
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要旨 |
神経心理学は,認知,記憶,言語,行動,行為など,いわゆる脳高次機能とその障害である失語,失認,失行などを扱っている.また,神経学とともに心の働きすなわち認知と行動の学問である心理学の側面も有しており,脳と心の関係を探る学問として精神医学との関連も深い.近年の神経科学の発展にも認知神経心理学として大きく寄与している.神経学の立場からは,そこにとどまることなく,疾患や患者を扱う臨床神経心理学としても大きく発展されるようとくに期待したい.そのためには,心理過程や精神症候に対応する病変部位と共に病変回路の同定とその‘治療’の開発が重要になってくると思われる. |
Keywords |
神経学, 神経心理学, 精神医学, 回路/ネットワーク, コネクトーム |
別刷請求先 |
〒113-8519 文京区湯島1-5-45 東京医科歯科大学大学院脳神経病態学分野(神経内科) 水澤英洋
h-mizusawa.nuro@tmd.ac.jp |
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