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論文名 片麻痺に対する病態失認と島
論文言語 J
著者名 太田 久晶
所属 札幌医科大学保健医療学部作業療法学科
発行 神経心理学:30(1),56─60,2014
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要旨 片麻痺に対する病態失認(AHP/P)症状に関する文献からその責任部位について検討した.複数の病巣分析研究より,右島葉の損傷が症状出現に重要に関わることが明らかとなった.ただし,報告によっては,その前部または後部の損傷が重要視されている.また,AHP/P症状が持続する場合には,右前部島葉の損傷のみならず,広範な病巣の広がりを伴うことが他の研究で明らかとなっている.これまでのところ,損傷部位と機能低下部位が一致しているのかは,明らかでないため,今後,脳機能画像を用いた分析が必要であると考えられる.その際,症状の評価方法には,それぞれに異なる質問項目を含むため,その影響も考慮すべきと考える.
Keywords 片麻痺に対する病態失認, 右島葉, 病巣分析, 評価
別刷請求先 〒060-8556 札幌市中央区南1条西17丁目 札幌医科大学保健医療学部作業療法学科 太田久晶 hisoh@sapmed.ac.jp


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