[第30巻第3号目次へ] Japanese/English

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論文名	失行における日常的行為と検査成績
論文言語	J
著者名	中川　賀嗣
所属	北海道医療大学心理科学部
発行	神経心理学：30（3），185─194，2014
受付
受理
要旨	行為・動作に関して，日常場面と検査場面での能力に解離がみられる場合がある．こうした解離を取り上げ，いわゆる「意図性-自動性の解離」との関係，あるいは他の機序の可能性について検討した．その結果，行為・動作における意図性-自動性の解離は信号動作で生じうることが確認できた．しかし道具の使用動作に関しては，動作が異なったり，感覚入力が異なるなどの外的条件の違いが，見かけ上の「意図性-自動性の解離」を生じている可能性が示唆された．
Keywords	「意図性-自動性の解離」, 失行, パントマイム, 道具使用, Jacksonの法則
別刷請求先	〒002-8072　札幌市北区あいの里2条5丁目　北海道医療大学心理科学部　中川賀嗣 poverame@hoku-iryo-u.ac.jp