[第30巻第3号目次へ] Japanese/English

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論文名	発語失行における発話症状の変動とその要因
論文言語	J
著者名	吉野　眞理子
所属	筑波大学人間系
発行	神経心理学：30（3），217─223，2014
受付
受理
要旨	失構音ないしアナルトリー，発語失行における発話症状の変動について実証的検討を加えた研究を概観した．発話症状の変動性は伝統的にこの障害の特徴と考えられてきたが，知見は必ずしも一致していない．その要因として，研究参加者の選択基準，発話サンプル収集の方法，分析する発話単位，誤り分析と分類の方法，変動性の計測・計算方法が挙げられた．それらに加えて，発語失行のある人が自らの症状にどう反応するかも症状変動に関わる可能性があると思われた．
Keywords	発語失行, 失構音, 発話, プロソディー, 変動性
別刷請求先	〒112-0012　東京都文京区大塚3-29-1　筑波大学東京キャンパス文京校舎　吉野眞理子 myoshino@human.tsukuba.ac.jp