[第31巻第1号目次へ] Japanese/English

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論文名	個別症例における臨床研究と神経機能画像
論文言語	J
著者名	丹治　和世
所属	山形大学大学院医学系研究科生命環境医科学専攻臨床的機能再生部門高次脳機能障害学講座
発行	神経心理学：31（1），26─33，2015
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要旨	19世紀以来，神経心理学的な症状と病巣の位置との対応から脳機能の局在を理解しようとする試みがなされてきた．しかし，今なお実際の症例において症状と病巣がどのように対応するのかを理解するのは容易ではない．多くの場合，病巣は複数の解剖学的構造を含むため，個々の症状に対応する「責任病巣」が「どこ」なのかを正確に記述するのが困難な場合が多い．今回の発表では，大脳の中で言語表出の最前線として位置づけられる中心前回に焦点をあて，前半は損傷例における神経心理学的検討，後半は頭蓋内脳波による神経機能画像による検討を紹介し，個別症例による「神経心理学の多面的アプローチ」について考察した．
Keywords	運動前野, 発語失行, 頭蓋内脳波, 純粋失構音, 中心前回
別刷請求先	〒990-9585　山形市飯田西2-2-2　山形大学大学院医学系研究科生命環境医科学専攻臨床的機能再生部門高次脳機能障害学講座　丹治和世