[第31巻第4号目次へ] Japanese/English

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論文名	てんかん性失語
論文言語	J
著者名	佐藤　正之
所属	三重大学大学院医学系研究科認知症医療学講座
発行	神経心理学：31（4），239─245，2015
受付
受理
要旨	てんかん性失語（aphasic epilepsy）には，成人発症のてんかん性失語重積状態（aphasic status epilepticus，ASE）と，小児発症のLandau-Kleffner症候群（Landau-Kleffner syndrome，LKS）がある．通常の脳波検査で異常を認めず，脳MRIで特記すべき所見のない症例はしばしば精神疾患や難聴と誤診される．ASE，LKSともに抗てんかん薬への反応は良く，病歴や症候からてんかん性失語が疑われるが脳波検査で異常が認められない場合には，睡眠時脳波や24時間以上のビデオ脳波など，さらなる詳細な検査の施行が必要である．
Keywords	てんかん性失語, 非けいれん性てんかん重積状態（NCSE）, てんかん性失語重積状態（ASE）, Landau-Kleffner症候群（LKS）
別刷請求先	〒514-8507　三重県津市江戸橋2丁目174番　三重大学大学院医学系研究科認知症医療学講座　佐藤正之 bruckner@clin.medic.mie-u.ac.jp