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論文名 視覚認知のモデル
論文言語 J
著者名 平山 和美
所属 山形県立保健医療大学作業療法学科
発行 神経心理学:34(3),227─234,2018
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要旨 Rizzolattiらは視覚情報処理の3つの流れのモデルを提唱した.腹側の流れ,腹背側の流れ,背背側の流れである.背背側の流れは,頭頂間溝や上頭頂小葉に向かい,対象の位置や運動,形を分析して,対象に向けた行為の無意識的なコントロールに関わる.背背側の流れの病変では,視覚性運動失調,把握の障害や自己身体定位障害が起こりうる.ここでは,これまでヒトの頭頂間溝損傷の結果としては報告されたことのない2つの症状,病巣と反対側からの音に対する衝動性眼球運動の方向付けの障害と,病巣と反対側にある放射状オプティック・フローの中心に対する知覚障害について記し,その特徴を背背側の流れ機能との関係で論じる.
Keywords 背背側の流れ, 衝動性眼球運動, オプティック・フロー
別刷請求先 〒990-2212 山形県山形市上柳260番地 山形県立保健医療大学作業療法学科 平山和美 khirayama@yachts.ac.jp


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