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論文名 |
摂食障害と神経心理学的所見 |
論文言語 |
J |
著者名 |
三村 悠 |
所属 |
足利赤十字病院神経精神科
慶應義塾大学医学部精神神経科学教室 |
発行 |
神経心理学:35(4),207─214,2019 |
受付 |
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受理 |
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要旨 |
摂食障害(Eating disorders:ED)はボディイメージの歪み,体重変化への異様な恐怖心とそれに伴う食事制限などの食行動の異常を特徴とした精神疾患である.体重によって神経性食思不振症(Anorexia nervosa:AN)と神経性過食症(Bulimia nervosa:BN)に大別されるが移行することもある.Refeeding症候群を中心として身体合併症管理に難渋するが,ED患者特有の認知機能や思考がさらに治療を困難にさせる.ED患者の認知機能にはどのような特徴があり,神経心理学的にはどのようにとらえられるのか,文献的探索をまじえながら検討する.最後に当院の自験例からも考察を加える. |
Keywords |
摂食障害, 神経性食思不振症, 神経性大食症, 神経心理所見, 認知機能 |
別刷請求先 |
〒160-8582 東京都新宿区信濃町35 慶應義塾大学精神神経科学教室 三村 悠
yu.mimura@a3.keio.jp |
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