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論文名 |
アルツハイマー病の神経心理学 |
論文言語 |
J |
著者名 |
博野 信次 |
所属 |
兵庫県立高齢者脳機能研究センター臨床研究科 |
発行 |
神経心理学:18(1),10─15,2002 |
受付 |
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受理 |
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要旨 |
アルツハイマー病(AD)では,疾患の病期・亜型・個人差などにより病変分布の偏りがあり,その分布の偏りに応じた認知機能・神経精神症候の相違が出現する.このため多数例のAD患者を対象に,大脳の局所機能障害の程度と認知機能・神経精神症候のパターンとを関連づけることにより,これらの機能や症候の神経基盤を明らかにすることができる.ADの神経心理学研究は,認知機能障害や神経精神症候の神経基盤に新しい知見や証拠を提供することができ,神経科学的に重要なばかりではなく,ADにおける認知機能障害や神経精神症候の出現の予測や治療効果の判定などに役立つ知見や証拠をもたらすことが期待でき,臨床神経学的にも重要である. |
Keywords |
アルツハイマー病, 認知機能, 神経精神症候 |
別刷請求先 |
〒670-0981 兵庫県姫路市西庄甲520 兵庫県立高齢者脳機能研究センター臨床研究科 博野信次 |
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