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論文名	皮質基底核変性症の認知機能障害の特徴─Alzheimer's Disease Assessment Scale認知機能下位尺度によるアルツハイマー病，進行性核上性麻痺との比較─
論文言語	J
著者名	北田　香織, 博野　信次, 長谷川　千洋, 森　悦朗
所属	兵庫県立高齢者脳機能研究センター臨床研究科
発行	神経心理学：18（1），53─59，2002
受付	2001年8月3日
受理	2001年10月22日
要旨	皮質基底核変性症（CBD）患者21名，アルツハイマー病（AD）患者247名，進行性核上性麻痺（PSP）患者17名を対象にAlzheimer's Disease Assessment Scale認知機能下位尺度（ADAS-J Cog）を用い認知機能障害の特徴を検討した．3群間でADAS-J Cog合計点は有意な差はなかったが，CBD患者は他の2群に比し，口頭命令に従う，構成行為，観念運動の成績が有意に悪く，またAD患者に比し見当識と虚再認を考慮した修正単語再認課題の成績が有意に良かった．CBDの認知機能障害にはADやPSPに比し特徴的なパターンがあり，ADAS-J Cogは，それを検出するのに有用である．
Keywords	皮質基底核変性症, アルツハイマー病, 進行性核上性麻痺, Alzheimer's Disease Assessment Scale（ADAS）, 認知機能
別刷請求先	〒670-0823　兵庫県姫路市西庄甲520　兵庫県立高齢者脳機能研究センター臨床研究科　博野信次