[第18巻第2号目次へ] Japanese/English

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論文名	道順想起時の脳活性化部位について─磁気共鳴機能画像による検討─
論文言語	J
著者名	猪野　正志1）, 石川　弓子1）, 鹿毛　眞人1）, 木村　透1）, 福山　秀直2）
所属	1）洛和会音羽病院神経内科, 2）京都大学医学研究科附属高次脳機能総合研究センター, 共同研究者　洛和会音羽病院神経内科：廣瀬秀一, 洛和会音羽病院放射線科：井上博志　伊藤　仁　櫻井　甲　林　芳樹
発行	神経心理学：18（2），111─119，2002
受付	2001年9月4日
受理	2001年12月28日
要旨	16人の右利き男性を対象に道順想起時の脳活動を磁気共鳴機能画像によって検討した．random effect modelによる16人に共通な賦活領域は左運動前野の上部，両側の角回/後頭葉接合部，両側脳梁膨大部後方域，右海馬領域，右小脳であった．特に脳梁膨大部後方域の賦活が著しく左のピークはretrosplenial cortexに，右のピークは頭頂後頭溝または鳥距溝の深部にあった．脳梁膨大部後方部は，頭頂―後頭連合野，海馬領域とともに空間認知地図ないし視空間イメージと関係し，運動前野と小脳は空間的working memoryと関わっていると思われる．
Keywords	道順想起, 磁気共鳴機能画像, 脳梁膨大部後域
別刷請求先	〒607-8062　京都市山科区音羽珍事町2　音羽病院神経内科　猪野正志