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論文名	左片麻痺患者の構成障害と非麻痺側下肢の視覚運動障害について─コンピュター化下肢機能評価訓練装置による検討─
論文言語	J
著者名	川平　和美1）, 松元　秀次1）, 下堂園　恵1）, 田中　信行1）, 辻尾　昇三2）
所属	1）鹿児島大学医学部リハビリテーション医学講座, 2）鹿児島大学工学部機械工学科
発行	神経心理学：18（2），129─135，2002
受付	2001年10月31日
受理	2002年3月14日
要旨	左片麻痺患者25名（62.7±9.5歳）と健常者15名（57.3±7.3歳）を対象に，独自に開発したコンピュター化下肢機能評価訓練装置を用いて，上肢の構成障害と下肢の軌道追従技能の関連を検討した．立方体模写の障害された構成障害群（10名：64.4±9.6歳）と構成正常群（15名：61.6±9.7歳）を比較すると，構成障害群は正像課題でも健常者群や構成正常群より軌道誤差が大きかったが，鏡像課題でその差が一層顕著になった．構成障害患者の鏡像課題遂行の困難さは，左右逆転した視空間情報を身体運動へ変換する頭頂連合野ならびに戦略的工夫や運動制御に関連する前頭連合野の機能障害を示唆する．
Keywords	構成障害, 左半側視空間失認, 非麻痺側下肢, 視覚運動課題
別刷請求先	〒899-6603　鹿児島県姶良郡牧園町高千穂3930-7　鹿児島大学医学部霧島リハビリテーションセンター　川平和美