|
Full Text of this Article
in Japanese PDF (32K)
|
論文名 |
神経心理学における書字障害の諸問題 |
論文言語 |
J |
著者名 |
杉下 守弘 |
所属 |
東京大学大学院医学系研究科, 認知・言語神経科学 |
発行 |
神経心理学:18(2),136─141,2002 |
受付 |
|
受理 |
|
要旨 |
純粋語唖には軽度の失書が伴うことがある.しかし,それが中~重度であると,Broca失語に分類される.左中心前回下部損傷で純粋語唖が生ずるという説とBroca失語が生ずるという説があり,検討が必要である.純粋失読では難しい漢字の書字障害を伴うという説がある.これは,低使用頻度文字の失書を伴うという方が適切と思われる.低頻度使用文字の失読─失書は,左半球の内側後頭側頭回中央部から後部及び外側後頭側頭回の後部とこれらの上部白質の損傷で生ずると思われる. |
Keywords |
純粋語唖, 失書, 純粋失読, 失読―失書, 漢字, 仮名 |
別刷請求先 |
〒113-0033 文京区本郷7-3-1 |
|