論文名 |
失語症におけるimpairmentとdisabilityレベルの経時的関連性─SLTAとCADLを指標にして─ |
論文言語 |
J |
著者名 |
吉畑 博代1), 中条 朋子2), 増山 かおり3), 綿森 淑子1) |
所属 |
1)広島県立保健福祉大学コミュニケーション障害学科
2)永生病院リハビリテーションセンター
3)調布病院リハビリテーション科 |
発行 |
神経心理学:16(3),200─207,2000 |
受付 |
2000年3月13日 |
受理 |
2000年4月7日 |
要旨 |
失語症者のimpairmentとdisabilityレベルの障害の経時的関連性について,SLTAとCADLを指標に検討した.失語症者32名に両検査を実施した結果,計3回の評価を通じて両成績は有意に改善し,両検査間の相関も高かったことから,impairmentとdisabilityレベルの能力は関連しながら改善していくことが確認された.さらにCADL改善要因を明らかにするために,重度失語症者20名を対象にSLTAモダリティー別成績とCADL代償反応使用を中心に分析した.その結果impairmentレベルの重症度と発話の容易さが代償反応利用の多少と結びつき,CADL成績に関連することが示唆された. |
Keywords |
失語症, impairmentレベル, disabilityレベル, 経時変化 |
別刷請求先 |
〒723-0053 広島県三原市学園町1-1 広島県立保健福祉大学コミュニケーション障害学科 吉畑博代 |