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論文名 |
アルツハイマー病患者と健常者の色名の認知地図 |
論文言語 |
J |
著者名 |
御園生 香1), 武田 克彦1)*, 鎌倉 稔成2), 山門 実3) |
所属 |
1)東京都神経科学総合研究所リハビリテーション研究部門
2)三井記念病院内科
3)中央大学理工学部
*現所属:日本赤十字医療センター神経内科 |
発行 |
神経心理学:17(4),234─240,2001 |
受付 |
2000年10月23日 |
受理 |
2001年5月3日 |
要旨 |
脳内の意味知識がどのようなネットワークを形成しているかを知る1つの方法に認知地図を用いる方法がある.我々はアルツハイマー病(以下AD)患者の色に関する意味知識が崩壊しているのではないかと考え,色の語流暢性検査の結果を用いてAD患者と健常者の色名の認知地図を作成して比較検討した.また,加齢の影響についても同時に検討した.対象は初期のAD患者16名と健常者115名で,健常者は60歳未満と60歳以上とに分けた.結果,AD患者では健常者と比較して認知地図が崩壊していたが,健常者の認知地図には特に差が認められなかった.色の意味知識は加齢による影響を受けないが,AD患者では崩壊していることが示された. |
Keywords |
認知地図, アルツハイマー病, 色, 語流暢性検査, 加齢 |
別刷請求先 |
〒183-8526 東京都府中市武蔵台2-6 東京都神経科学総合研究所リハビリテーション研究部門 御園生香 |
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