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論文名 Williams症候群の神経心理学
論文言語 J
著者名 永井 知代子
所属 東京女子医科大学神経内科
発行 神経心理学:20(2),136─145,2004
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要旨 Williams症候群(WS)は第7染色体の半接合体欠失による隣接遺伝子症候群である.言語機能良好/視空間認知不良など特異な認知機能パターンをとることから,近年認知神経科学分野で注目されている.当初は言語・視空間認知など認知モジュールの生得説を支持する存在と考えられたWSだが,最近の研究からは言語モジュールが保たれているのではなく,むしろあらゆる機能に関して通常とは異なる情報処理を行っていることが示唆されている.欠失部位に含まれる約20の遺伝子のうち,脳で発現する遺伝子は独特の認知機能形成に関わる可能性があり,その働きと認知機能の特徴の関係をあきらかにするのが今後の課題である.
Keywords Williams症候群, 遺伝子疾患, 第7染色体, 視空間認知障害
別刷請求先 〒162-8666 東京都新宿区河田町8-1 東京女子医科大学神経内科 永井知代子


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