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論文名 |
脳出血と神経心理学 |
論文言語 |
J |
著者名 |
山本 晴子, 峰松 一夫 |
所属 |
国立循環器病センター脳血管内科 |
発行 |
神経心理学:20(3),207─212,2004 |
受付 |
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受理 |
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要旨 |
脳出血の約80%は高血圧性である.高血圧性脳出血の好発部位は,被殻と視床である.視床出血では,失語,記憶障害,半側空間無視などの注意障害,痴呆症状などが出現することが知られている.被殻出血では,失語,半側空間無視,着衣失行,構成失行などが出現する.また,近傍に位置する聴放線の障害により,聴覚認知障害が出現することがある.脳出血症例における高次脳機能障害の出現は,血腫量と強く関連している.脳出血急性期においては,症状がダイナミックに変化し,慢性期には症状が軽快,消失することも稀ではない. |
Keywords |
脳出血, 高血圧, 視床, 被殻, 高次脳機能 |
別刷請求先 |
〒565-8565 吹田市藤白台5-7-1 国立循環器病センター脳血管内科 山本晴子 |
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