論文名 |
英語学習の困難さを主訴とした中学生・高校生の認知機能 |
論文言語 |
J |
著者名 |
春原 則子1), 宇野 彰2), 金子 真人3), 加藤 元一郎4), 吉野 文浩5) |
所属 |
1)東京都済生会中央病院リハビリテーション科
2)筑波大学大学院人間総合科学研究科
3)東京都立大塚病院リハビリテーション科
4)慶應義塾大学医学部精神・神経科
5)東京歯科大学市川総合病院精神神経科 |
発行 |
神経心理学:20(4),264─271,2004 |
受付 |
2003年12月3日 |
受理 |
2004年8月5日 |
要旨 |
英語学習の困難さを主訴に訪れた中学生4名と高校生1名について,その背景にある認知機能と日本語の読み書きの学習到達度について詳細に検討した.さらに2例についてはSPECTによる局所脳血流量の測定を行った.その結果,5例とも仮名や漢字の読み書きに関する学習到達度に遅れを示していた.また,その背景に視覚的認知力,視覚的記銘力,音韻認識力障害が存在しており,局在性の大脳機能の低下が関与している可能性が示唆された. |
Keywords |
発達性読み書き障害, 認知神経心理学, 局所脳血流量, 音韻認識力, 視覚情報処理過程 |
別刷請求先 |
〒108-0073 港区三田1-4-17 東京都済生会中央病院 春原則子 |