|
Full Text of this Article
in Japanese PDF (61K)
|
論文名 |
小児の高次脳機能障害─後天性小児失語症を中心に─ |
論文言語 |
J |
著者名 |
進藤 美津子 |
所属 |
上智大学 |
発行 |
神経心理学:21(2),110─115,2005 |
受付 |
|
受理 |
|
要旨 |
最近,新たな臨床像が注目されている後天性小児失語症では,音声言語によるコミュニケーションが可能なレベルに回復しても,成人の失語症に類似した言語症状は残存しているため,漢字の習得,語彙や九九など新しい知識の学習に困難を示すことが多く,学年が進むにつれて学習困難が顕在化している.失語症児の教育・指導には脳損傷による言語機能障害に働きかけると共に,小児の発達的な視点を踏まえた長期的な取り組みが必要である.さらに失語症児のための適切な評価バッテリーの開発と,心理面・学習面のサポートを踏まえた指導法の工夫が必要である. |
Keywords |
後天性小児失語症, 新たな臨床像, 学習困難, アンケート調査 |
別刷請求先 |
〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1 上智大学言語障害研究センター 進藤美津子 |
|