[第22巻第2号目次へ] Japanese/English

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論文名	言語流暢性課題の信頼性と妥当性の検討
論文言語	J
著者名	伊藤　恵美1）2）, 八田　武志2）
所属	1）名古屋大学医学部保健学科作業療法学専攻 2）名古屋大学大学院環境学研究科社会環境学専攻, 心理学講座
発行	神経心理学：22（2），146─152，2006
受付	2005年10月7日
受理	2005年11月22日
要旨	日本語版言語流暢性課題の信頼性をα係数と再検査法により検討した．1,903名の地域住民を対象とした文字流暢性課題3種類（あ・か・し）と1,047名を対象としたカテゴリー流暢性課題3種類（職業・スポーツ・動物）の生成語数によるα係数はともに.818で両流暢性課題の内的一貫性が保たれていた．検査─再検査信頼性は，文字流暢性課題で.770（p＜.001，n＝310），カテゴリー流暢性課題では.875（p＜.001，n＝68）と高い相関を示した．両流暢性課題の成績が数字抹消課題やストループ課題の成績と相関が有意に高かったことから日本語版言語流暢性課題は前頭葉機能検査としての妥当性を有することが示唆された．
Keywords	信頼性, 妥当性, 言語流暢性検査, 日本語版
別刷請求先	〒461-8673　名古屋市東区大幸南1-1-20　名古屋大学医学部保健学科作業療法学専攻　伊藤恵美