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論文名	アルツハイマー病とレビー小体を伴う痴呆（Dementia with Lewy bodies；DLB）におけるclosing-in現象
論文言語	J
著者名	山崎　惠莉奈1）, 佐藤　卓也2）, 佐藤　厚2）, 工藤　由理3）, 今村　徹1）3）
所属	1）新潟医療福祉大学医療技術学部言語聴覚学科 2）新潟リハビリテーション病院リハビリテーション部言語聴覚科 3）同　神経内科
発行	神経心理学：22（4），269─276，2006
受付	2005年11月24日
受理	2006年5月8日
要旨	アルツハイマー病（Alzheimer's disease；AD）患者132名およびレビー小体を伴う痴呆（Dementia with Lewy bodies；DLB）患者18名の連続150症例を対象として，MMSEとAlzheimer's Disease Assessment Scale（ADAS）の構成課題，およびRey複雑図形模写課題でのclosing-in現象を検討した．AD群では132名中12名に，DLB群では18名中6名にclosing-in現象が見られ，その頻度はDLB群で有意に高かった（χ2＝8.8，p＜.01）．DLBはADと比べ視覚認知障害および視覚構成障害がより強いことが報告されており，本研究の結果はclosing-in現象が何らかの視覚認知障害と関係している可能性があることを示唆するものであった．
Keywords	closing-in現象, アルツハイマー病（AD）, レビー小体を伴う痴呆（DLB）, 視覚認知障害, 原始反射
別刷請求先	〒950-3198　新潟市島見町1398番地　新潟医療福祉大学医療技術学部言語聴覚学科　今村　徹 imamura@nuhw.ac.jp