論文名 |
TMSを用いたヒト脳機能評価―fMRIとの複合研究― |
論文言語 |
J |
著者名 |
神作 憲司 |
所属 |
国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所感覚機能系障害研究部感覚認知障害研究室 |
発行 |
神経心理学:23(1),44─48,2007 |
受付 |
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受理 |
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要旨 |
経頭蓋磁気刺激法(TMS)は,頭皮上に置いたコイルを用いて瞬間的に強い磁場を発生させ,それによって脳内に発生する微弱な電流により神経細胞を刺激する方法である.昨今,開頭術を行わずヒト脳を直接刺激することのできるこのTMSは,磁気による刺激を脳の電気活動に干渉させ脳機能がどのように変わったかを評価する手段として,システム神経科学や心理学といった分野でも用いられるようになってきた.このTMSを用いることで,これまでの損傷脳研究での関心脳領域を対象に,健常者を用いた実験を行うことが可能となり,さらに同時期に進歩した機能的磁気共鳴画像法(fMRI)と組み合わせることで,より限定された脳領域の機能を評価する実験を行うことも可能となってきている. |
Keywords |
経頭蓋磁気刺激法, 機能的磁気共鳴画像法, ヒト, 高次脳機能 |
別刷請求先 |
〒359-8555 埼玉県所沢市並木4-1 国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所感覚機能系障害研究部感覚認知障害研究室 神作憲司 |