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論文名 fMRIデータの品質
論文言語 J
著者名 中井 敏晴1), 松尾 香弥子1), エピファニオ バガリナオ2)
所属 1)国立長寿医療センター研究所長寿医療工学研究部脳機能画像開発研究室
2)産業技術総合研究所グリッド研究センター
発行 神経心理学:23(2),84─96,2007
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要旨 磁気共鳴機能画像法(fMRI)は研究用のツールとしては普及しているものの,fMRIによる臨床診断が実用化しているとは言い難い.臨床fMRIを確立するためには,個人の脳機能マップの信頼性を向上させる必要がある.本稿では,fMRIの信頼性を高めるために測定のそれぞれの段階で注意すべき点やfMRIの精度を向上させる技術など,fMRIのデータ品質に関連する事項を系統的に概説する.また,脳機能マップの情報量を増やすアプローチとして我々が取り組んでいる動態fMRIや,臨床診断に資するデータベースの構築を目指したグリッドコンピューティングの応用について紹介する.
Keywords 磁気共鳴機能画像法, 磁気共鳴動態機能画像法, 品質管理, 脳機能マップ, 実時間解析
別刷請求先 〒474-8522 愛知県大府市森岡町源吾36-3 国立長寿医療センター研究所長寿医療工学研究部脳機能画像開発研究室 中井敏晴 toshi@nils.go.jp


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