[第23巻第2号目次へ] Japanese/English

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論文名	連続163例における模倣行為の検討
論文言語	J
著者名	橘田　幸代1）, 野中　千恵子1）, 小山　陽子1）, 岡　孝夫1）, 藤田　光次2）, 田中　裕3）
所属	1）榊原温泉病院言語室 2）榊原温泉病院内科 3）たなかクリニック
発行	神経心理学：23（2），139─143，2007
受付	2006年7月13日
受理	2006年10月5日
要旨	1年間に当院言語室で言語・大脳高次機能検査を施行した連続例において，模倣行為の出現頻度と，模倣行為がみられた群と模倣行為がみられなかった群の相違を検討した．その結果，慢性期脳卒中の症例が主体である当院での模倣行為の出現頻度は4例（2.5％）であり，2例が視床出血，2例は多発性脳梗塞であった．模倣行為とともに必ずみられる神経学的・神経心理学的症状はなかった．視床障害例における模倣行為出現群と非出現群の相違はabuliaの存在の有無であった．
Keywords	前頭葉症候, 模倣行為, 発動性の低下, 視床, 前頭葉皮質―皮質下回路
別刷請求先	〒514-1251　三重県津市榊原町1033-4　榊原温泉病院言語室　橘田幸代 sakakibaragengo@hotmail.co.jp