学会誌

書誌情報

Full Text of this Article
in Japanese PDF (324K)
論文名 高次脳機能障害をのりこえた人々
論文言語 J
著者名 岩田 誠
所属 東京女子医科大学
発行 神経心理学:24(3),182─187,2008
受付
受理
要旨 様々な原因による高次脳機能障害は,障害者にとってその社会的存在そのものを否定しかねないほど大きなハンディキャップを強いる.特に,その障害がコミュニケーションの能力を奪うものであったり,それまでの職業活動の継続を脅かすものであった場合には,生命の存続をも脅かすほどの大きな衝撃を与える.しかし,このような重度の高次脳機能障害にもかかわらず,懸命な努力の結果,これを乗り越え,大きな成果を挙げるに至った人々も少なくない.ここでは,そのような人々の心打つエピソードを紹介し,高次脳機能障害と闘う人々への励ましとしたい.
Keywords 失語症, 閉じ込め症候群, 色彩認知, 精神病, 芸術
別刷請求先 〒162-8666 東京都新宿区河和田町8-1 東京女子医科大学病院神経内科 岩田 誠 miwata@nij.twmu.ac.jp


Copyright © 2002 日本神経心理学会 All rights reserved
http://www.neuropsychology.gr.jp/