|
Full Text of this Article
in Japanese PDF (1119K)
|
論文名 |
視知覚障害のみかた |
論文言語 |
J |
著者名 |
平山 和美 |
所属 |
東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻高次機能障害学 |
発行 |
神経心理学:24(3),198─210,2008 |
受付 |
|
受理 |
|
要旨 |
ヒトの大脳における視覚情報処理の流れには,以下の4つの軸を考えることができる.1)左と右:言葉にしやすい情報 対 言葉にしにくい情報,2)背側と腹側:位置や運動を処理,意識に至る 対 色や形を処理,知識に至る,3)外側と内側:進化的に古い機能 対 新しい機能,4)後ろから前:視野の部位に対応→視野に拘束されず視覚情報を処理→感覚チャンネルを越えて対象について判断.この4軸による枠組みに位置づけて,大脳性色覚障害,失運動視症,視覚性失認,視覚性注意障害,半側空間無視,意味記憶障害,視覚的イメージの喚起障害,種々の幻視や錯視の病態を論じた. |
Keywords |
背側の流れ, 腹側の流れ, 形, 視覚的イメージ, 錯視 |
別刷請求先 |
〒980-8575 仙台市青葉区星陵町2-1 東北大学医学系研究科高次機能障害学 平山和美 |
|