論文名 |
Frontal Assessment Battery(FAB)の年齢による効果 |
論文言語 |
J |
著者名 |
寺田 達弘, 小尾 智一, 杉浦 明, 山崎 公也, 溝口 功一 |
所属 |
独立行政法人国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター神経内科 |
発行 |
神経心理学:25(1),51─56,2009 |
受付 |
2007年8月16日 |
受理 |
2008年5月27日 |
要旨 |
Frontal Assessment Battery(FAB)は前頭葉機能を短時間で簡易に評価できるバッテリーである.私たちは日本語版のFABの年齢による効果を検討した.対象は健常者のボランティア120人(20歳代~70歳代の男性60人,女性60人,平均年齢50.4±16.6歳)で,全例義務教育を履修し,Clinical Dementia Ratingが0であった.FABの総得点は年齢と共に低下していた.20,30,40歳代と比較して60歳代以上では有意にFABの点数が低く.サブテストでは類似性の理解,GO-NO-GO課題に有意な点数の低下を認めた.FABの点数を評価する際には対象者の年齢を考慮する必要がある. |
Keywords |
Frontal Assessment Battery(FAB), 加齢, 前頭葉機能 |
別刷請求先 |
〒420-8688 静岡県静岡市葵区漆山886番地 独立行政法人国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター神経内科 寺田達弘
tatuhiro@szec.hosp.go.jp |