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論文名 |
認知症にみられるコミュニケーション障害について |
論文言語 |
J |
著者名 |
小森 憲治郎 |
所属 |
愛媛大学大学院医学系研究科脳とこころの医学 |
発行 |
神経心理学:25(2),128─136,2009 |
受付 |
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受理 |
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要旨 |
認知症に伴う言語障害は原発性進行性失語の枠組みで括られることが多い.認知症では,要素的な認知機能低下としての巣症状に加え,進行にともなう全体的行動の変化にも着目する必要がある.進行性の失語像を呈した認知症例3例の言語症状の継時的変遷について,検査時の映像を元にそのコミュニケーション障害の特徴の描出を試みた.田邉(2000)の指摘するように映像は認知症の難解と思われる症状の理解に有用であり,映像を通して見えてくるものから今後の神経心理学の主題が現れるものと期待する. |
Keywords |
進行性失語, 認知症, 映像, 行動変容, コミュニケーション障害 |
別刷請求先 |
〒791-0295 愛媛県東温市志津川 愛媛大学大学院医学系研究科脳とこころの医学 小森憲治郎
kkomori@m.ehime-u.ac.jp |
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