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論文名 Albert教授との対話(1)―“anarthria”をめぐって
論文言語 J
著者名 大東 祥孝
所属 京都大学国際交流センター/人間・環境学研究科
発行 神経心理学:25(4),264─268,2009
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要旨 Martin L Albert教授が,2008年7月26日,近畿高次神経機能研究会で行った“Understanding Language”と題する講演をきき,彼との対話を通して得られた“anrthria”の概念について論じた.Albertは,一般に“anrthria”という語をあまり使わないが,概念としては,我々とは異なり,“anathria”を中枢性「構音障害」の意味で使用していることが明らかとなった.その理由,所以について,Boston学派が,MarieとDejerineの論争(1908)のあとの潮流のなかで,比較的明瞭に,Dejerineに代表される「古典論」的立場に依拠していることが重要であると思われた.
Keywords アナルトリー, ボストン学派, アルバート, 失語論争
別刷請求先 〒606-8501 京都市左京区吉田本町 京都大学国際交流センター 大東祥孝 ohigashi@mbox.kudpc.kyoto-u.ac.jp


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